「饗宴」プラトン

引き続きこちらも。

自分の病気に関する本中心ですが、最近よく読書してまして、今日までの14日間で19冊読みました(ドヤァ

1年で100冊読むと決めてた2009年並みのペースじゃないですかね?
瞬間最大風速に関してはw

饗宴 (光文社古典新訳文庫)

饗宴 (光文社古典新訳文庫)

で、一番最近読んだプラトンの饗宴をば。


まず、感じたのは

難しすぎる!


でしたw
いや、まあ、言ってることはなんとなく分かるけど、ねぇ…。
みたいな感じでふーん
みたいな感じだったんですが、なかでも一番胸に残ったのが、アリストファネスの話。

いわく、神様が生殖器やらなにやらを2体分ずつもってた人間に不自由を与えるように男と女とアンドロギュニュス(いわゆる両性具有なのかな)を2つに分けた。
で、そこから分けられた人間は傷口をふさいで一つの男性や女性になった。

だから、分けられた人間は分けられたもう片方を求めて、自らの生殖器をもう片方の生殖器に合わせ、子どもを作ると言う話ね。(記憶間違いがあるかもだけど)

ここまで、人が人を愛することやセックスを神秘的に描けるかねと思いましたね(笑)。

そして、もう1つがソクラテスの話で出てきた人は不老不死になれないからセックスで自らのコピー(つまり子ども)をつくってその思いを託して不老不死を達成すると言う話ね。

これもまた神秘的でしたね。

あとは人の内面にひかれるのは美しいと言うのもあったっけ。


そしてこの本のもう1つの見所は100ページ近い解説。

当時の時代背景、ソクラテス以外の説がどこが足りないかを分かりやすく書いているのですごく分かりやすかったですね。

また、ソクラテスの弁明などの関連本なんかも読んでみたいなと思わせるような好奇心をくすぐるような解説でとてもよかったです。

哲学書の感想としてはこう言うのはあれかもしれませんが(ノ∀`)


でも、インスピレーションを受けた本だったなと思いました。