「シッダールタ」ヘルマン・ヘッセ

シッダールタ (新潮文庫)

シッダールタ (新潮文庫)

今しがた読了。

難しかったなぁ(苦笑)。
文章は素晴らしいんだけど、まるで呪文のようなテンポと語り口でとても読みづらかった。

分からないなりにまとめると、苦労は買ってでもしなさいって事か。


何でも知っていると自惚れてたけど、堕落した生活や恋、そして息子との別離などを経験して、本当の人生の意味を悟っていくシッダールタ。

対し、仏陀に弟子入りして後進に尊敬をあびるくらい立派な僧になったけど、不安や模索が心中にあるゴーヴィンダ。


まぁ、こんな二元的な見方で語るのはあかんでしょうけど、挫折や失敗が自分のものとして経験して身についている方が強いと言うことでしょうね。


自分には難解な文章なんで半分理解できて半分理解できていない部分があるけど、また歳を取って読み返したらきっと違うかなと思います

言ってみれば今の僕はこの話でいう享楽的生活を享受してる身。

身近な事から色んな事を学べるようになってから見たらまた感想は違うかもね。