「海と毒薬」遠藤周作

海と毒薬 (新潮文庫)

海と毒薬 (新潮文庫)

今しがた読了。

重かった。
目を背けたくなったし、辛くて泣いた。

けど、ここに書かれてる事はよく分かる。

麻痺した正しさ。

抵抗した勝呂の気持ちはすごく分かるが、戸田や上田の気持ちもまた分かる気がする。

僕だってきっと汚い人間だ。

でも、だからこそ本当の正しさを見つけたいとも思った。

ここに描かれてるような何かを犠牲にした正しさなんて嫌だ。

何にも犠牲になることのない正しさを僕は見つけたいと読んで思いました。