アイドル進化論
アイドル進化論 南沙織から初音ミク、AKB48まで(双書Zero)
- 作者: 太田省一
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2011/01/27
- メディア: 単行本
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今しがた読了。
面白くなかったなぁ。
80年代以前は詳しかったのでなるほどと思ったけど、90年代以降、と言うか娘。以降に関して「研究対象」として見すぎててファンの感覚とは随分かけ離れたように感じた。
この本によると娘。はギャル、ツッパリの系譜にあるらしい*1んだけど、ちょっと理解に苦しむ。
中澤さんのキャラとか、デビュー時のごっちんの金髪とか、ちょっと体育会系なとことかさ、そう言う風に見えるのかもしれないけど、それをギャル、ツッパリで済ますのはいささか乱暴じゃないかなと思う。
ラブマは高飛車とか、なんか明らかにただ表面なぞってるだけですよねーって感じ。
僕自身は当時なんでラブマがあんなに売れたのかがいまだによく分からないし、長い事あの曲好きじゃなかったんだけど、現場で何回も聴いてて、確かにあの曲は勢いがあって、楽しくなる曲だって思ったんだよね。
そう言うようなファンの目線でとらえた批評が欲しかったんですよ。
けど、余りにも表面の些末な分析に終始して、娘。ヲタとしては到底納得出来るようなもんじゃないなと言うのが読んでて感じた事です。
本当、学者がただ本だけ調べてた作り上げました的な研究論文みたいな本。
現場見てから、批評してくださいねと言っておきます。
初音ミクやAKBまでって書いてたからちょっと期待してたのになぁ。
*1:ラブマもその象徴なんだって