「幸福の王子」オスカー・ワイルド著曽野綾子訳

授業おわたー

今日は休み時間でこれ読んだ

幸福の王子

幸福の王子

これって王子が自分の身をけずって貧しい人を救ってあげる話だとずっと思ってたけど、違うんだね。

沢山人を救ったのに、目の前の願いを聞き入れてくれたつばめを救えなかった事に深く悲しんで命を落とすと言う切ない話なんだなぁ。


子供の頃は単純にいい話だけど、最後はつばめが死んじゃう悲しい話みたいに思ってたけどさ、改めて読んでみて目が見えなくなった王子の側を離れず、命を落としたつばめの優しさと、その事に胸を痛めて絶命する王子の純粋さにすげーぐっと来たよ。

非の打ち所の良い事なんてない。
良いことをする事は犠牲が付いてくるんだ*1って事を考えさせられましたね。

*1:または良い事をする事はそれだけの覚悟が必要だと言う事